花組『はいからさんが通る』スカステ感想

はいからさんの世代ではないのですが、アニメの主題歌だけ知ってました。
アニメ好きでもないので、どこキッカケか分かりませんけど頭に残るメロディーです。

と思ってましたけど、宝塚の「はいからさんが通る」の主題歌も頭に残ります。
はいからさんの歌、と言われたら今なら宝塚版の方を歌ってしまいそうなくらい!
いや、どっち歌ってもいいけど一般的に知られてるのはアニメ版ですよね(^_^;

その辺が気になって原作も読んでみましたが、少尉が記憶喪失の辺りからまったく覚えがないのです。
調べてみたらアニメはその辺で打ち切り(オリンピック中継の為)になったとのことでした。
なので私のはいからさんの記憶はアニメの再放送だったようです。

 

とにかくビジュアルは完璧

伊集院忍・柚香光

れいちゃん(柚香光)がちゃんと伊集院少尉だったー!
という感激はナウオンや初日の映像なんかでもハクハクしてたのですが、
やっぱり動いているともっと説得力があってステキでした。

あの黄土色の日本軍の軍服があれほどカッコよく着れるのは宝塚だけではないかと思います。
軍服といえばヨーロッパのカッコイイ軍服のイメージですが、日本のは控えめに言ってもカッコイイ部類には
はいらないと思うのですが、さすが宝塚の衣装部さんとタカラジェンヌです。

環と紅緒、城妃美怜・華優希

それとマンガの美少女・環さんまんま!
しろきみちゃん(城妃美怜)!
彼女はもともとのお顔が綺麗で華やかなんだけど、少女マンガのライバルの美少女役がそのまま3次元化したような美人さん。
宝塚という美の集団にいてそう感じるのは、平行二重と口元がツンとしているからでしょうか。
ヒロインよりもこういう役がハマるのはある意味つよいと思っています。

一方ヒロインの華優希ちゃん、マンガのヒロインより可愛すぎる。
まあこれも宝塚だから仕方ない、良い方の仕方ないなのですね(;・∀・)
ちょっと幼さの残るお顔なので紅緒役がハマり役でした。

しろきみちゃんとは対称的に、愛らしい可愛いお顔です。
二人の対比が紅緒と環の対比と重なります。

青江冬星・鳳月杏

それともう見た人全てが思ったでしょうけど、それでも書きます。
ちなつさん(鳳月杏)の編集長の脚の長さ!
マンガの異常な脚の長さのイメージを損なわない脚、どういう頭身なんだかっていう脚を、
これでもかと伸ばして組み替えて!

マンガでクスっとしてしまうようなところも盛り込んでいるのに麗しさしか残らないのですよ。
これが三次元なのが全くもって不思議です。

鬼島軍曹・水美舞斗

そして水美舞斗さんのワイルドでセクシーな鬼島軍曹役。
片目にしているのが大変そうなのに(視界もわるそう)不自然に感じさせないところです。
馬賊のかっこうもなかなか決まってました。

 

ストーリーが圧縮されすぎ感は否めない

原作は長いので仕方ないのですが、ストーリーの端折り方がなんというか大雑把でした。
鬼島軍曹(水美舞斗)の二幕での登場とか、むりやり感がすごい。

とはいえ、少尉と紅緒を軸によくあれだけの長いストーリーをまとめたなぁとも思います。
編集長(青江冬星/鳳月杏)がプロポーズする経緯もかなりスっとばし気味なので、
あれでよく紅緒はOKする気になったなぁと。
ちなつさんの包容力とか優しさでカバーされているよなぁと感じました。

 



 

光るれいちゃんの演技力

はいからさんが通るの原作は紅緒が主人公だけど、宝塚だから男性が主人公で
伊集院忍が主役なるのは最初から分かっていた訳ですが、
この伊集院忍という、明るいようだけど苦悩もある面を演じるのは難しいのではと思っていました。

まず、大正の時代には相当珍しかったであろう金髪のハーフの男性です。
お家は公家とはいえ貧乏だし、両親もいません。
そんな背景もあるのに、戦争で負傷して記憶喪失になり、別の人になり生きようとします。

その苦悩の表現、また恋の喜びの表現が、
表情、声のトーンなど、ひとつひとつ丁寧に作り込まれていました。
特にラリサとの別れになるシーンは、ラリサを大切に想う気持ちと紅緒を想う気持ちの葛藤、
紅緒にストレートに気持ちを伝えられない葛藤、辛さが画面を通して伝わってきました。

正直言って、れいちゃんってこんなに上手だったっけ?
って思ったほど。
歌も不安要素に思ってたほどではありませんでした。

れいちゃんの伊集院忍は、原作のほっこりした温かさの感じることのできるステキな少尉殿でした。
忍は明るい優等生キャラなようにとられがちですが、思慮深いところもしっかりくみ取られていました。

たぶんめちゃめちゃ頑張ったんだろうなぁ、と想像しています。
主演だからというのを差し引いても、この公演でとっても成長されたと思います。

 

ポーに続きメサイアにもポスターにも出ていて、花組は明日海×柚香推しに、若干の不安がありましたが、
はいからさんの映像を見る限り、れいちゃんに対する不安が少なくなりました。
バリバリ器用にこなすタイプではないけれど、与えられたものは全力で応えるタイプで、
場を与えられただけ伸びていくタイプなのかなと思いました。

そうだとすると今後が楽しみしかありません。
メサイアの山田右衛門作は幕府への内通者、つまり裏切り者の役です。
苦悩する明日海さんが絶品なのはみなさまご存知の通りですが、
苦悩するれいちゃんも見ごたえがありそうです( ̄ー ̄)ニヤリ

本日は以上です。
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